利用者の"生の声" 〜岩手ビッグブルズ〜

利用チームの声 〜岩手ビッグブルズ取締役 三浦崇様〜

2019年、2020年と2年連続で、スポチュニティを利用いただきクラウドファンディングを実施した、B3リーグ所属のプロバスケットボールチーム、岩手ビッグブルズ。
財務健全化によるB2ライセンスの維持、新型コロナウイルス感染対策に従事している医療機関や関係者の支援等を目的として開始したプロジェクトは、1回目が2,466,500円(支援数243件)、2回目が3,090,000円(支援数208件)といずれも多くの支援を集め、大成功に終わりました。

このたびスポチュニティでは、岩手ビッグブルズ取締役の三浦崇様にお話を伺いました。
実際にスポチュニティのサービスをご利用いただいたお客様として、クラウドファンディングの目的や意義をどのように考えていらっしゃるのか、スポチュニティのサービスには満足いただけたか、熱く語っていただきました。

<震災からの復興のシンボルとして>

スポチュニティ:岩手ビッグブルズの理念、中長期的に目指すイメージについてお聞かせください。

三浦様(以下、敬称略):私たちは、ブルズは県民に元気や勇気を与える存在でありたいと考えています。また、岩手の魅力の一つになるべきであるとも思っています。東日本大震災が発生した2011年に誕生した岩手県初のプロバスケットクラブとして、「震災からの復興のシンボル」となることを理念として掲げておりますので、将来的にはB1というトップリーグで戦っている姿を県民の皆様にお見せすることで、更なる魅力に繋がると考えています。

スポチュニティ:その意味でも、2020年はB2昇格を狙う大切なシーズンでしたね。

三浦:まさにそれが目標だったのですが、コロナの影響でシーズンが途中で終了してしまい、残念ながら実現できませんでした。改めて2021年シーズンから段階を踏んでB1昇格を目指していきたいと思います。

<クラウドファンディングは、ファンの皆様とのコミュニケーションツール>

スポチュニティ:そのような状況の中、2019年、2020年と2年連続で、スポチュニティを利用してクラウドファンディングのプロジェクトを実施されました。クラウドファンディングを考えた背景は何だったのでしょうか。

三浦:遠征費用などの確保に精一杯で、クラブを成長させる為の先行投資ができていないという課題がありました。何か良い資金調達方法がないかと考えていた中で、Bリーグの方からクラウドファンディングという手段があることを教えていただいたのがきっかけです。

スポチュニティ:クラブの運営資金の獲得という狙いの他に、クラウドファンディングに期待されていることはありますか。

三浦:現状はスポンサーの企業様にかなりの割合を支えていただいていますが、今後はチケットの販売収入の割合を上げていきたいと思っています。そのためにも、クラウドファンディングを通じてファンの皆さんとの繋がりを強めることができると嬉しいですね。

スポチュニティ:実際にクラウドファンディングをやってみて、クラブ内ではどのような反応でしょうか。

三浦:とても好評です。新規ファンの掘り起こしにも繋がりますし、バスケットやブルズに直接の興味がなかった方に対しても、クラウドファンディングという違う切り口からリーチすることでブルズを知ってもらうきっかけになることがわかったためです。岩手県人会など、過去に接点がなかったコミュニティともクラウドファンディングを通じて繋がることができ、タッチポイントが増えたと感じています。想像以上に多くのメリットがありました。

スポチュニティ:クラウドファンディングは、支援金を集めるための一度きりのイベントに留まらず、中長期的に続くファンの方々との架け橋としても機能するのだと実感されたということですね。

三浦:その通りです。私たちは、クラウドファンディングを一つのコミュニケーションツールとして、ブルズとファンをつなぐイベントのようなものだと捉えています。今後も積極的に継続していきたいと考えています。

<スポチュニティの親身なサポートには大変満足しています>

スポチュニティ:今回クラウドファンディングを実施するにあたり、スポチュニティ以外のプラットフォームは検討されましたか。

三浦:検討していません。担当者の方が岩手出身ということもあり大変献身的に対応いただきましたので、是非スポチュニティの方々と一緒に取り組みたいと思い、迷わず決定しました。

スポチュニティ:リターン準備などの企画立案からプロジェクト進捗管理まで、スポチュニティとしては様々な角度から包括的にサポートさせていただきました。満足された点を教えていただけますか。

三浦:全体的に至れり尽くせり対応いただいており、満足度は非常に高いです。当クラブでは少ない人数で日々の業務を回しているため、クラウドファンディングの細かな作業にまで手が回らない懸念があり、誰が何をどのようにやるのか不安でした。しかし、スポチュニティの皆様にプロジェクトの管理含めて全面的に親身にサポートいただいたので、非常に助かりました。今後も安心して利用することができます。

スポチュニティ:ありがとうございます。支援者を増やすためのアピール文の作成、コラム執筆などのサポートについてはいかがでしょうか。

三浦:こちらも非常に満足しています。ファンの方々との距離感は近すぎても遠すぎてもいけないので難しいのですが、その点も柔軟に対応いただけたと思っています。コラムを読んでくださったファンの方から「ブルズに対する三浦さんの思いが伝わった」という嬉しいツイートもいただきました。ブルズの運営は公益性の高い事業であり、情報を適切に発信していくことは重要ですので、スポチュニティの方々が程よい距離感で客観的な視点で関わってくださることは大変ありがたいと感じています。

スポチュニティ:コラム執筆はスポチュニティ独自のサービスですので、そのようなご意見をいただけて大変光栄です。他にもスポチュニティのサービスについて何かお気付きの点があればお聞かせください。

三浦:「クラブチームや所属選手の“夢”に共感・感動した支援者を募集するプラットフォーム」として、情熱を持って対応いただいたと感じています。企画の目的・内容・販促やリターンのご提案、To Doの進捗確認やアフターフォロー、ファンの方々へのご配慮まで丁寧に行っていただけて、大変満足です。もしクラウドファンディングを考えているスポーツ団体の方がいらっしゃるようでしたら、スポチュニティを推薦いたします。

<岩手ビッグブルズを応援くださる皆様へ>

スポチュニティ:今後もクラウドファンディングを積極的に続けていきたいというお話がありましたが、現時点で具体的な計画などはあるのでしょうか。

三浦:今後はより戦略的にブルズをプロモーションしていくことで、多くの方にブルズを知っていただき、末長く応援いただけるようにしていきたいと思っています。プロモーションにあたっては、マクドナルドやアップルのプロモーションに携わった方に顧問に入っていただく取り組みも実施しています。そのような流れの中で、ブルズがファンの皆様と繋がるコミュニケーションツールとして、クラウドファンディングの活動も強化していく予定です。

スポチュニティ:それでは最後に、ファンの皆様へのメッセージをお願いします。

三浦:冒頭でもお話させていただいた通り、私たちはブルズを復興のシンボルとして、岩手の魅力の一つにまで磨き上げていきたいと考えております。そのためには、ファンの皆様からのご支援が必要不可欠です。今後も継続してクラウドファンディングのプロジェクトを実施予定ですので、その際は改めてご支援をいただけますと幸いです。引き続き岩手ビッグブルズへの熱いご声援を、よろしくお願いいたします。

スポチュニティ:我々としても引き続き最大限のサポートをさせていただきます。本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。